11日、東京証券取引所が空きスペースのマッチングプラットフォームを展開する Rebaseの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は12月16日。
Rebase は2014年4月設立。空き物件やスペースを貸したい期間や時間帯だけ提供できるマッチングプラットフォームサービス「インスタベース」を展開している。スペースを使いたい人は、使いたい期間や時間帯をパソコンやスマートフォンから予約可能で、スペースは利用シーンに合わせて、会議室やテレワークスペース、古民家や撮影スタ ジオ、ダンススタジオなど多種多様。打ち合わせや商談、セミナー、勉強会などのビジネスユースだけでなく、ヨガやダンスレッスン、撮影、ホーム パーティーなどあらゆるニーズに対応しているのが売り。スペース掲載者に対しては、スペースページの作成・管理から予約管理や利用料金の回収、万が一に備えた補償サー ビスに加え、スマートロックや防犯カメラをはじめとしたIoT機器とのシステム連携などの仕組みも提供している。
2014年5月にサービスを開始し、2022年9月末時点の掲載スペース数は24,500件超。自社開発した営業リストの自動作成ツー ル、メールマーケティングツールなどの活用や、不動産会社などとのアライアンスなどによりスペースの獲得、利用者数の増加を図ってきた。2022年3月からは旅行業に登録。コロナ禍において空室に悩む宿泊施 設の客室をワークスペースなどの時間貸しスペースとして貸し出せる体制も整える。2022年3月期の実利用総額は27億8,300万円(前期15億円)、実利用数686千件(同354千件)、掲載スペース数18,986件(同11,029件)。直近の業績は、2022年3月期売上高 8億9,024.4万円、経常利益 2億1,117.7万円、純利益 1億3,974.5万円だった。
Data Base Rebase