17日、東京証券取引所が媒体資料・マーケティング資料のポータルサイトの運営などを行うアイズの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は12月21日。
アイズは2007年2月設立。広告業界向け媒体資料・マーケティング資料のポータルサイト「メディアレーダー」や、クチコミマーケティングプラ ットフォーム「トラミー」などを展開している。メディアレーダーは広告主と媒体社をつなぐBtoBプラットフォームで、サイト上に広告・マーケティング資料を掲載し、会員登録を済ませたユーザーが資料のダウンロードや動画視聴、セミナー申し込みをする際に無料の会員登録を行い、ここで登録された会員情報をリードとして情報提供元へ提供することでマネタイズする仕組み。企業は資料のダウンロード情報を取得できるため、見込み顧客の獲得手段として活用。獲得したリードに対して営業活動が可能となる。2021年12月期における平均リード単価は2,151円、課金ダウンロード数は109,215件だった。クチコミマーケティングプラ ットフォームのトラミーは、トラミー会員がクライアントの商品やサービスを体験し、会員自身のSNS上でクチコミ・レ ビューを公開するサービス。2022年7月時点、SNSを利用する20~40代の一般女性を中心とした約12万人の会員を有している。
これまでにベンチャーキャピタルなどの投資家からの資金調達は行なっておらず、株式の7割以上を創業者の福島範幸氏が保有している。2021年12月期における案件数は628件、案件単価は43万2,000円。直近の業績は2021年12月期売上高 6億542.4万円、経常利益 7,550.6万円、純利益 4,741.4万円だった。
Data Base アイズ