20日、仮想空間共有技術プラットフォームの開発、提供を行う monoAI technology <5240>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は公開価格660円の約2倍となる1,280円だった。公開株数は1,675,000株、初値ベースの時価総額127億円、株式上場による資金吸収額 11億円。調達資金は人材採用や研究開発費などの運転資金に充てる。
monoAI technology は2013年1月に設立。オンラインゲーム開発で培った通信技術とAI技術をコアとするXR技術を強みに、誰でも簡単に仮想空間でイベントを行うことができる仮想空間共有技術プラットフォーム「XR CLOUD」の開発、OEM提供などを行なっている。XR CLOUDは、安定した数万人規模の同時接続かつ、仮想空間を構成する1エリアとにも1,000人規模の同時接続が可能。仮想空間内で行われるライブ・展示会などの需要に対し、XR CLOUDを活用した顧客ごとのシステム開発に加え、イベント運営、集客代行、運営支援なども手掛ける。さまざまな種類のイベントをパッケージ化することで、低コスト、短期納期化を実現しており、採用説明会や社内懇親会、社内会議、展示会、ショッピングモール、VTuberファンイベン ト、国際化学オリンピックなどの開発実績を持つ。現在、連結子会社2社(モリカトロン、モノビットエンジン会社)と持分法適用関連会社1社(AIQVE ONE)からグループを構成。子会社のモノビットエンジンは、オンラインゲームやVR開発に用いる通信ミドルウェア「モノビットエンジン」の開発を手掛け、同モリカトロ ンでは、AIを用いたソフトウエア品質保証サービスのシステム設計や研究開発を行なっている。
直近の業績は2021年12月期売上高 12億9,130.5万円、経常利益 △1億7,452.6万円、純利益 △1億8,165万円だった。2022年12月期業績予想は、売上高 14億1,600万円、経常利益 5,100万円、純利益 6,000万円見通し。
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