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データマーケティングソリューション事業などを展開するマイクロアド<9553>がベンチャー投資事業に乗り出した。20日、同社は新事業としてCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業を同日付で開始したことを明らかにした。将来性が見込まれるスタートアップなどへ投資を行い、協業、業務提携を強化する。社内外の優れた技術や新しい事業領域への知見を積極的に取り込む狙いだ。投資対象は、おもにアーリーステージ。日本をはじめアジア圏のインターネット、データ、 AI 関連事業などを手掛ける企業を中心に投資を行う。提携内容によって、シード、ミドルステージも投資対象に含める。
22日には、CVC一号投資案件として、インドネシアを拠点に医療機関の業務をデジタル化するクラウドサービス「DoctorTool」を展開するPT Medifa Infoyasa Suryantaraへの出資を決めた。DoctorToolは、2016年サービス開始。これまでに、インドネシアの26の州で270以上の医療機関に採用されている。
マイクロアドはサイバーエージェント100%出資子会社として2007年7月設立。現在、マイクロアドデジタルサイネージやエンハンスなどの連結子会社11社と非連結子会社2社、関連会社1社で構成し、主にデータソリューション、海外コンサルティング、デジタルサイネージの3つのサービスを展開している。今年6月29日、東証グロース市場に株式上場。初値は公開価格1,410円を8.51%下回り、1,290円だった。
Data Base マイクロアド
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