魚のサブスクリプションサービスなどを展開するベンナーズは4日、Dawn Capital、三菱UFJキャピタル、佐銀キャピタル&コンサルティング、Frontiveから総額8,000万円の資金調達を行なったことを明らかにした。融資を含む累計資金調達額は1億1,200万円。調達した資金で新商品開発やマーケティングを強化し、サービス拡大を図るほか、食品メーカー、飲食業界などとのB2B事業も始める。また、製造拠点を現在の福岡から日本各地へ拡大し、製造ライン・流通を増強する考え。
ベンナーズは2018年4月設立。魚のサブスクリプションサービス「フィシュル」や魚の売り手と買い手をつなぐプラットフォーム「Marinity(マリニティ)」などの開発、運営を行っている。 フィシュルは、未利用魚を活用した海鮮丼・漬け丼・西京漬け・カルパッチョなどのミールキットを定期販売するサブスクリプションサービス。サイズがバラバラ、加工がしにくいなどといったさまざまな理由で規格外として扱われる未利用魚を買い付け、余分な添加物をほぼ使用せず、すべて手作業で商品を開発、加工、販売を行なっている。幅広い年代に向けた味付けを自社で開発。毎月1つ以上の新フレーバーを届けており、2022年11月時点のラインナップは30種類超。会員数は2022年に入り順調に増加し、2022年内に同会員数は5,000人を達成した。今後は全国展開を行い、これまでの個人宅に加え、レストランや学校、企業などにもサービスを広げ、事業成長を加速。2023年12月までに会員数1万人、売上高5億円を目指す。
Data Base ベンナーズ