家事代行マッチングプラットフォームを展開するCaSy<9215>は6日、上場後初の決算となる2022年11月期純利益を前回予想 6,700万円から900万円へ下方修正した。2022年11月期の下期に発生した新型コロナウイルス感染症第7波の影響を受け、売上構成比の97%を占める家事代行サービスをはじめ、ハウスクリーニングなどのサービスがキャンセル、新規の利用控えが想定を超えたことで売上、利益ともに想定を下回る見通しとなった。これに伴い、繰延税金資産 900万円を取り崩す。また、新たに予定していた繰延税金資産 2,300万円の計上をしない見込み。
CaSyは2014年1月に設立。掃除や料理など家事代行サービスのマッチングプラットフォーム「CaSy」の開発、運営を行う。現在のサービス対象エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、京都府、愛知 県、宮城県の9都府県。サービスの依頼から支払いまでオンラインで完結する。2022年2月22日に東証マザーズ市場(現グロース)へ新規株式を上場。初値は、公開価格1,350円を48.22%上回る2,001円だった。株式上場による資金吸収額は3.2億円。直近の業績は2021年11月期売上高11億6,500万円、経常利益△500万円、純利益 300万円だった。
Data Base CaSy