15日、東京証券取引所がシニア女性向け雑誌やWebサービスなどを展開するハルメクホールディングスの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は2月23日。
ハルメクホールディングスは2020年7月設立。連結子会社6社で構成し、50代以上の女性をターゲットに、雑誌「ハルメク」の出版や商品開発、販売のほか、旅行や講座などのさまざまなサービス提供を行うシニア向けプラットフォームビジネスを展開する。主に雑誌の特集と連動するオリジナル商品などのカタログ通信販売や、雑誌の特集と連動する講座や旅行などにより収益を得ている。雑誌「ハルメク」は自宅へ配送される定期購読の形で提供。シニア女性向けのファッション、健康、レシピ、手 づくり、インタビューなどの記事や特集、連載などのコンテンツを提供する。2022年12月時点の購読者数は50万人。2018年8月からはシニア女性向けのWEBサイト「ハルメク365」開始。有料の動画や記事などのコンテンツ、講座など、シニア女性を対象とした有料・無料会員サービスを提供しており、2022年4月から7月までの新規掲載記事は月平均230本のペースで配信。2022年7月の月間PVは641万PV、MAUは278万ユーザーだった。
同社は1989年5月にユーリーグ株式会社として創業。シニア女性向けの定期購読誌の発行と通販事業を運営し着実に業績を伸ばしていたが、不動産・株式投資と自社倉庫やシステムへの過大投資により、2009年3月30日に民事再生を申請した。その後、別会社に事業を移管して事業再建を進めた。2020年7月、MBOを目的に設立したHLMK2がハルメクホールディングスを買収、吸収合併し、社名をハルメクホールディングスへ変更、 現在に至る。直近の業績は、2022年3月期（連結）売上高 252億3,300万円、税引前利益 11億7,200万円、純利益 7億9,600万円だった。
Data Base ハルメクホールディングス