三菱UFJ銀行と三菱UFJキャピタルは14日、総額500億円となるベンチャー投資ファンドを設立したことを明らかにした。政府が発表した「スタートアップ5カ年計画」を背景に、スタートアップ支援を強化する。今回新たに設立したのは、総額300億円の基幹ファンド「三菱UFJキャピタル9号」と総額200億円のライフサイエンス分野に特化した「三菱UFJライフサイエンス4号」の2つで、ファンド期間はそれぞれ10年、12年。三菱UFJキャピタルがファンドの運営を担い、同社のファンド運用総額は1,428億円となった。
三菱UFJキャピタルは三菱UFJグループの金融系ベンチャーキャピタル。シード、アーリーステージからミドルス、IPO間近のレイターまで、あらゆるステージのベンチャー企業に投資を行う。投資領域はモノづくり、生活関連からAI・IoT・Tech・Fintech・SaaS・ライフサイエンスなどの先端領域まで、特定の業種に偏らない。2022年末時点、投資先の累計IPO数は912社。直近では、3月に投資先のAnyMindとモンスターラボの2社がIPOした。
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