AIソリューションの開発を行うシナモンは23日、D4Vと米ペガサス・テック・ベンチャーズに加え、三井住友銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫からの融資を含む総額約13億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金で、AI領域の専門性の高い人材を確保し、組織体制、プロダクト強化を図るほか、AIプロダクトのR&D投資を行う。
シナモンは2016年10月設立。高度なビジネスAIソリューションの開発を行っており、人工知能研究所をベトナム、台湾に展開。人工知能文書読み取りエンジン「Flax Scanner」や音声認識エンジン「Rossa Voice」などを開発、販売している。代表の平野未来氏は、2005年、2006年にIPA未踏ソフトウェア創造事業に2度採択。東京大学在学中にネイキッドテクノロジーを創業し、iOS/Android/ガラケーでアプリを開発できるミドルウェアを開発。2011年に同社をmixiに売却した。