長期投資を自動化するアプリの開発を行うブルーモ・インベストメントは18日、Spiral Capital、グローバル・ブレイン、Scrum Ventures、Angel Bridge、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、Insignia Ventures Partnersからシードラウンドとして総額8億円の資金調達を行なったことを明らかにした。調達した資金で今年夏リリースを目指すアプリ開発を強化し、サービス提供に向けた体制を整備する。
ブルーモ・インベストメントは2022年6月設立。米国株やETFを事前設定したポートフォリオに従い自動で取引できるアプリ「Bloomo」の開発を行う。Bloomoは、自分の好きな米国株・ETFを選び、投資配分を設定、オリジナルポートフォリオを作成し、ブルーモの口座に入金すると、ポートフォリオに従い、自動で両替・売買の取引が行われるサービス。アプリ内でユーザー同士がお互いのポートフォリオを参考にしたり、コピーもできるため、初心者でも簡単に取引を始めることができる。現在開発中の同アプリは、公式サイトからウェイトリストに登録することで、招待制プレローンチのタイミングで先行利用できる。
代表の中村 仁氏は、東大、財務省、スタンフォードMBA、マッキンゼーを経て「日本経済のリスクから個人を守る金融インフラを作りたい」と起業した。「今回の創業で既存のシステムを変えるのではなく、自分達で新しいシステムを作ることにしました。日本は将来的にハイパーインフレ・経済危機に陥るリスクを抱えており、それを感じた個人が海外資産に逃避する結果、『日本人がグローバル投資で資産管理する時代』がやってきつつあると見ています。」(代表 中村氏)
Data Base ブルーモ・インベストメント