ベンチャーキャピタル大手ジャフコグループ＜8595＞が26日に発表した2023年3月期の業績は営業利益が前年同期168億7,600万円から△44億1,400万円の大幅赤字へ転落した。
厳しい市場環境の影響を受け、IPOは国内5社、海外ゼロ。キャピタルゲインは前年同期 126億3,800万円から36億8,400万円へ大きく落ち込み、投資倍率は2.66倍から1.62倍に悪化した。成功報酬も同44億6,100万円から10億1,100万円へ大幅に減少した。管理報酬はSV7シリーズのファンド運用や台湾2号ファンドの設立により、前期29億4900万円から33億9,100万円に増加した。国内ベンチャー企業への投資は22社、91億円だった。
一方、最終利益は、野村総合研究所株式をすべて売却したことによる特別利益の計上より、前期150億8,000万円から405億7,100万円と大幅に増加した。
Data Base ジャフコグループ