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AI活用農業技術開発や最先端植物工場展開 ファームシップ、純損失△2.6億円→△3.4億円、利益余剰金△1.7億円→△3.4億円赤字拡大

AI活用農業技術開発や最先端植物工場展開 ファームシップ、純損失△2.6億円→△3.4億円、利益余剰金△1.7億円→△3.4億円赤字拡大

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AIを活用した農業技術の開発や、最先端植物工場の展開を行うファームシップが発表した決算公告によると、2022年12月期(9期)純損失が前期 △2億6,016.3万円から △3億4,630.4万円赤字へ悪化し、利益余剰金は △1億7,886.4万円から △3億4,630.4万円に拡大した。総資産 6億7,702.8万円だった。

ファームシップは2014年3月に設立。クラウド型の植物工場中央監視・制御システム「COMPASS」を導入した植物工場や農産物流通に特化した受発注管理システム「CONTINENTAL」の展開のほか、AIによる野菜の市場価格予測など、最先端技術を活用した農業技術の開発、最先端植物工場をベースにした人材育成事業などを行う。

クラウド型統合環境制御システム「COMPASS」は、植物工場運営ノウハウを活用して独自開発した。植物工場の監視・制御に必要なLED照明や空調、養液に関する監視・制御機能を搭載し、国内外の関連工場などに導入。同社では、植物工場の企画、開発から野菜の生産、物流、販売までを一気通貫で手掛けている。自社運営の植物工場では、室内でLED照明と共に水耕栽培で野菜を生産しており、スーパーやコンビニなど全国50,000店舗超へ出荷する。

農産物流通受発注管理システム「CONTINENTAL」は、全国の農業者のニーズと主に都市圏の小売・流通事業者のニーズをつなぐクラウド型流通プラットフォーム。生産直流通のオペレーションの生産性向上とデータサイエンスによる収益最大化を図る。現在、全国約3,000箇所の販売ネットワークを有し、農業者の販売支援を行っている。

Data Base ファームシップ

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