21日、東京証券取引所が高齢者施設向けSaaS型見守りシステムを開発するエコナビスタ<5585>の東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は7月26日。
エコナビスタは2009年11月設立。独自センサー技術により取得した睡眠や生活習慣に関するビックデータをベースに、AIや医学的知見を加えた解析技術、センサフュージョン技術を組み合わせることで人の健康状態を可視化する製品の開発を行う。現在、高齢者施設に対して、SaaS型の見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」と、在宅介護領域に最適化した「ライフリズムナビ+HOME」を提供している。
ライフリズムナビ+Dr.は、自社開発のセンサーにより取得した施設入居者の睡眠データ、バイタルデータ、環境データなどのビッグデータをクラウド上に蓄積。独自解析技術で即時処理を施し、リアルタイムで介護施設のスタッフルームのパソコンや、各スタッフが保有するスマートフォン、タブレットに表示する仕組み。これにより施設のスタッフは各居室の様子を常に把握することが可能になる。2023年4月時点、ライフリズムナビ+Dr.の累計利用者数は1万6,500人を超え、導入施設数200棟以上。2022年10月期の年次解約率は0.02%だった。
直近の業績は、2022年10月期(13期)売上高 8億9,368万円、経常利益 3億435.7万円、純利益 1億9,788.1万円だった。
Data Base エコナビスタ