6月30日、廃棄商品を安価で提供するソーシャルグッドマーケットを手掛けるクラダシ＜5884＞が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は 800円で、公開価格 520円を53.85%上回った。公開株数は3,795,000株、初値ベースの時価総額86億1,100万円、株式上場による資金吸収額 19.7億円。調達資金はUI/UX開発やシステム開発費のほか、優秀な人材拡充による採用費などに充てる。
クラダシは2014年7月に設立。賞味期限間近や傷あり商品などといった食べられるのに廃棄される商品をパートナー企業から安価で買い取り、会員に廉価で提供するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の運営を行う。売上の一部は環境保護や動物保護の団体などへ寄付し、さなまざまな社会貢献活動団体を支援。パートナー企業や会員が増え、取引増加により事業規模が拡大すればするほど、フードロス削減や社会貢献の拡大につながる仕組み。2014年にサービスを開始し、2023年6月末時点の累計会員数は462,879人、累計パートナー企業数1,319社。直近の業績は、2022年6月期売上高 20億7,300万円、営業利益 △7,400万円、経常利益 △7,400万円、純利益 △8,000万円だった。2023年6月期業績は、売上高 30億400万円、営業利益 △1億6,400万円、経常利益 1億7,000万円、純利益 1億7,000万円見通し。
Data Base クラダシ