22日、会計分野に特化したAIソリューションを展開するファーストアカウンティング<5588>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は2,354円で、公開価格1,320円を78.33%上回った。公開株数は663,000株、初値ベースの時価総額 122億6,300万円、株式上場による資金吸収額 8.7億円。調達資金は開発エンジニアをはじめ、営業部門、カスタマーサクセス部門の人員採用のほか、AIの学習用サーバへの設備投資、新サービス開発に充てる。
ファーストアカウンティングは2016年6月設立。AIにより請求書や領収書の入力、照合などを自動化する「Robota」シリーズの事業展開を中心に、AIを活用した請求書処理クラウドサービス「Remota」など、会計分野に特化したAIソリューションの提供を行なう。販売の主要ターゲットは、売上高500億円以上の大企業で、2022年12月末現在のサービス導入社数は83社。海外展開に向けた外国籍人材の採用を強化しており、今後は海外の請求書フォーマットへの対応を進めていく。直近の業績は、2022年12月期売上高 7億8,500万円、営業利益 △8,200万円、経常利益 △7,700万円、純利益 △7,800万円だった。2023年9月の業績予想は、売上高 12億1,700万円、営業利益 1億100万円、経常利益 9,300万円、純利益 1億900万円見通し。
Data Base ファーストアカウンティング
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