22日、東京証券取引所がた大企業向けSaasプロダクトの提供を行うドリーム・アーツ<4811>の東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は10月27日。
ドリーム・アーツは1996年12月に設立。ノーコード開発ツール「SmartDB」や社内ポータル構築ツール「InsuiteX」、チェーンストア向け情報共有ツール「Shopらん」、特定顧客向け開発運用一体型クラウドサービス「DCR(DX Custom Resolution)」といった大企業に特化したSaasプロダクトの提供を行う。設立当初から独立系ソフトウェアベンダーとして、自社開発パッケージソフトウェアの販売を行ってきたが、2018年12月に、SaaSプロダクトを提供するクラウドサービスベンダーへ事業転換。ビジネスモデルをパッケージソフトウェア型からクラウドサービス型へ収益モデルを変更したことで成長が一時鈍化し、2020年12月期から2期にわたり赤字計上を余儀なくされたが、クラウド事業の伸長に伴い2022年12月期から再び黒字へ浮上。SaaSの売上高成長率が51.8%と順調に伸長し、導入企業数は前年比32%増の99社と成長した。直近の業績は、2022年12月期(連結27期)売上高 36億7,030.7万円、経常利益 1億8,146.8万円、純利益 1億2,712.6万円だった。
Data Base ドリーム・アーツ