サブスクリプションビジネスに特化したソリューション提供を行うテモナ<6096>は29日、現在属している株式市場の上場区分を東証プライム市場からスタンダード市場へ移行する方針を固めた。2022年9月末時点で東証プライム市場の上場維持基準の一つ、流通株式時価総額「100億円以上」を充しておらず、仮に基準を充たした場合でも、将来的に上場維持基準を達成できなくなるリスクを懸念し、スタンダード市場を選択申請する判断に至った。
2022年9月末時点の同社流通株式時価総額は14.4 億円。2021年6月末時点の42.4 億円から大きく悪化し、東証プライムの基準値と実績値の乖離が拡大している。一方、スタンダードの基準「10億円以上」には適合しており、今後は再成長に向けて経営資源を集中し、業績改善を図っていく。スタンダード市場への移行は10月20日を予定している。同社業績は、2022年9月期が計画値を下回り、2023年9月期も同計画値を下回る見通し。2022年9月期は、売上高 22億5,300万円、営業利益 △1億9,500万円、経常利益 △1億9,400万円、純利益 △1億7,500万円だった。
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