4日、調剤薬局プラットフォームを展開するくすりの窓口<5592>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は1,580円で、公開価格1,700円を△7.06%下回った。公開株数は3,220,000株、初値ベースの時価総額 173億4,800万円、株式上場による資金吸収額 54.7億円。調達資金はメディア事業やみんなのお薬箱事業など各事業のシステム・ソフトウエア開発に充てる。
くすりの窓口は光通信の子会社として2004年9月に設立。全国7万件の薬剤薬局予約検索サービス「EPARKくすりの窓口」、薬局不動在庫の売買プラットフォーム「みんなのお薬箱」などの運営や、薬局や医療機関に代わって医薬品卸売事業者に対する医薬品の仕入価格交渉を代行する「みんなの共同仕入れサービス」の展開、医薬品の自動発注システム「eオーダーシステム」などの開発、提供を行う。同社は、調剤薬局の予約サービスからスタート。その後、独自事業として医薬品共同仕入れ、オンライン診療支援システムなどを自社開発し、調剤薬局をはじめとする顧客と個人ユーザー向けにサービスの拡大を図ってきた。現在、東京本社のほか、札幌、名古屋、大阪、福岡に拠点を設置し、全国を対象に営業活動を行っている。直近の業績は、2023年3月期売上高 74億2,079.3万円、経常利益 9億3,880.4万円、純利益 3億9,145.1万円だった。2024年3月の業績予想は、売上高 82億9,800万円、経常利益 11億7,800万円、純利益 7億5,100万円見通し。
Data Base くすりの窓口