26日、IoTプラットフォームを展開するKDDI連結子会社ソラコム＜147A＞が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は1,563円で、公開価格870円を79.66%上回った。公開株数は12,426,000株、初値ベースの時価総額 76.9億円、株式上場による資金吸収額 19.8億円。調達資金は、IoTプラットフォーム「SORACOM」の開発、拡充や人材、マーケティング投資などに充てる。
ソラコムは2014年11月に設立。2017年8月にKDDIグループが連結子会社化した。現在、連結子会社の米SORACOM GLOBAL、英SORACOM CORPORATIONの3社でグループを構成し、IoTプラットフォーム「SORACOM」事業を展開。IoTデバイスやIoTSIM、IoTに必要な通信回線、IoTサービスに求められるデータ保存や可視化アプリケーション、ネットワークサービスなどをプラットフォームサービスとして提供し、顧客企業のIoT導入・運用に直面する共通課題を解決する。2023年12月時点、スタートアップ企業から大企業、米国／欧州企業まで、国内外の課金アカウント数は7,000件を超える。直近の業績は、2023年3月期（10期）売上高 62億9,900万円、営業利益 1億100万円、経常利益 1億1,200万円、純利益 7,000万円だった。2024年3月期（11期）の業績予想は、売上高 80億3,100万円、営業利益 6億5,400万円、経常利益 5億9,200万円、純利益 4億3,500万円の見通し。
Data Base ソラコム
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