素材業界向け研究開発部門のデジタルトランスフォーメーションを手がけるランデフトは20日、インキュベイトファンドから約7,000万円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金で、エンジニアなどの人材採用を積極化し、素材業界向け研究開発プラットフォームの開発強化を図る。
「素材産業は日本が世界での存在感をまだ維持している貴重な産業の一つであり、たゆまぬ研究開発によってその立場を維持することは大きな意義を持ちます。素材業界の競争力の維持だけではなく強化につながるにはどうしたらよいか考え抜き、いち早くユーザーに価値を届けられるよう開発を進めていきます。」(ランデフト代表 斉藤耕太郎氏)
ランデフトは、2020年12月設立。素材業界向けの研究開発データ管理プラットフォームの開発を行う。材料科学分野の研究開発データ、業務フローを適切に管理することで、研究者の作業効率を高め、コスト削減を実現する。現在、大量データの一括解析機能や機械学習を用いた解析手法の導入も計画。2022年4月にクローズドテストの開始を予定しており、同年秋、冬ごろの正式ローンチを目指している。