東京証券取引所は4日、企業のデジタルトランスフォーメーション支援事業を展開するフレクトの東証マザーズへの新規上場を承認した。上場予定日は12月10日。
フレクトは、2005年8月に資本金1,000万円で設立。企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するマルチクラウド・インテグレーター事業を主軸に、モビリティ業務最適化クラウドサービス「Cariotサービス」の運営を行う。
主力のマルチクラウド・インテグレーター事業はEコマースやオンラインビデオ、コミュニティ、シェアリング、マ ッチングサービスなど、サービス企画からデザイン、マルチクラウド 開発、運用までをワンストップで提供するのが売り。自社プロダクトとして展開するCariotサービスは、モビリティ業務の最適化を支援するクラウドサービス。車載デバイス・スマホアプリを用いて、クルマのデータをリアルタイムに取得・可視化し、クルマの管理業務や走行のムダを抽出、改善・効率化を支援する。
同社は創業以来、Webモバイルアプリケー ションの開発を16年以上手掛け、Salesforceを中心にAmazon Web ServicesやHerokuなどのパブリッククラウドサービスを活用したマルチクラウドインテグレーションの開発を12年以上行ってきた実績を持つ。2019年11月には日本企業として初めて「Salesforce Partner Innovation Awards 2019」受賞した。直近の業績は2021年9月期売上高16億1,677万円、経常利益1億3,475万円、純利益1億1,429万円だった。
Data Base 株式会社フレクト