24日に東証マザーズ市場へ新規上場したライブコミュニケーションプラットフォームを開発するサイエンスアーツが25日、公開価格1,710円の165.79%上回る4,545円で初値を付けた。公開株数は 220,000株。株式上場による資金吸収額は3億7,620万円だった。上場初日の24日は、取引開始から買いが膨らみ、買い気配のまま前場、後場の取引を終え、初値はつかなかった。
サイエンスアーツは、2003年9月に株式会社シアンス・アールとして設立。ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を開発、サブスクリプションモデルでの提供を行う。Buddycomは、デスクレスワーカー向けのコミュニケーションツールで、独自開発した技術により、音声をはじめ、画像、動画などのコ ンテンツのやり取りが可能。やり取りしたデータやコンテンツはデジタル化されて蓄積される。鉄道会社や航空会社、介護施設、工場、 商業施設など、あらゆる業種、業態に有効で、2021年5月末時点370社が利用している。直近四半期の業績は売上高2億4,007万円、経常利益△1億787万円、純利益△1億780万円だった。
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