音楽作品の販売、配信プラットフォームを展開するオーディオストックは11月24日、米国Susquehanna International Groupをリードインベスターとして、セレス、ベクトル、日本ベンチャーキャピタル、中国銀行グループ、HBCC Technology Investmentから総額約6.7億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金でシステム開発やプロモーションを強化し、国内外でのシェア拡大を目指す狙い。
オーディオストックは2007年10月に設立。クリエイターが音楽使用ライセンスを売買できるプラットフォームサービス「Audiostock(オーディオストック)」の運営を行う。Audiostockは、ミュージシャンや作曲家などのクリエイターが、自身で制作した音楽を登録し、使用権の販売ができるサービス。クリエイターは契約から印税分配までオンライン上で完結。売上に応じた印税を受け取ることができる。ユーザーはAudiostockを通じてクリエイターの音楽を単品購入するか、サブスクリプション方式で購入することで、音楽の利用許諾を得ることができ、YouTubeやTikTokなどの動画投稿プラットフォームなどの商用コンテンツに音楽を組み込むことができるようになる。Audiostockでは2019年から定額制プランを開始し、利用者数が拡大。現在の登録クリエイターは2万組、取り扱い音源数70万点以上になる。