新素材「多孔性配位高分子PCP/MOF」の技術開発を行う京都大学発ベンチャー企業Atomisは6日、未来創生2号ファンドなどベンチャー投資ファンドと事業会社の計6社からシリーズBとなる総額12億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金で新たな研究開発拠点を建設し、環境、エネルギー領域で多孔性配位高分子PCP/MOFの技術開発、量産化を目指す。今回資本参加した事業会社、三井金属鉱業、クボタ、長瀬産業、商船三井グループの4社はAtomisと組み、同社のPCP/MOF技術をそれぞれの事業に利活用する。
Atomisは2015年2月に株式会社MaSaKa-NeXTとして設立。京都大学北川進教授が発見した新素材「多孔性配位高分子PCP/MOF」の技術を用いて、次世代高圧ガス容器「CubiTan」の開発などを行う。