24日、企業DX支援のエフ・コード<9211>が東証マザーズに新規上場した。取引開始から買いが膨らみ、買い気配のまま前場、後場の取引を終え、上場初日は初値がつかなかった。公開価格は2,020円。最終気配値は4,650円だった。公開株数は183,600株。株式上場による資金吸収額は3.7億円。市場から調達した資金は、人材採用やサービス認知度、顧客基盤拡大に向けた広告宣伝、サービス開発などに充てる。
エフ・コードは2006年3月に設立。企業のデジタルトランスフォーメーション推進支援サービスを展開する。これまでに独自で蓄積してきた累計1,000社、アカウント数3,000件超のCXデータ基盤が強みで、これらデータ基盤を軸に、市場調査や同業他社の戦略分析から戦略策定、人材育成などといった戦略設計、組織設計の支援を行うデジタル顧客獲得支援サービスと、成約率、継続率上昇のための支援を行うデジタル顧客育成支援サービスを提供する。
2020年12月期の顧客企業数は 303社。売上高は 5億3,152.8万円、経常利益 3,094万円、純利益 4,058.5万円だった。