独立系ベンチャーキャピタルANRIは26日、カーボンニュートラル社会に向けて加速する世界の動きに対応し、気候変動・環境問題に特化した総額100億円規模の新たなファンド「ANRI GREEN 1号」を設立したことを明らかにした。産業革新投資機構や関西電力グループのK4 Venturesなどが一次募集に応じ、合計43億円を集めた。今後も順次、ファイナルクローズに向けて事業会社や機関投資家からの追加出資を受け入れていく。
新ファンドANRI GREEN 1号の投資事業領域は、太陽光や風力、蓄電池、水素、アンモニア、CCUS、DAC、人工光合成、核融合など。運用期間は最長15年で、シード期のスタートアップ投資に注力する方針。大学などの研究開発段階からの起業をサポートする。
「新ファンドでは、積極的に技術を発掘し起業に結びつけ、2050年には日本を代表し世界を牽引するグリーン・ジャイアントと呼ばれるような企業を創出することを目指します。」（統括 / ジェネラル・パートナー 鮫島昌弘氏）
Data Base ANRI
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