オイシックス・ラ・大地<3182>は10日、2022年3月期の営業利益を前回予想から30.0%減の35億円へ下方修正した。1月24日に同社が公表した「Oisix 新物流センターの移転時トラブル」で利益損失が生じ、利益が前回発表予想を下回る見通しとなった。
同社によると、1月18日に行った新しい物流センターへの大規模な移転作業で荷受け業務などの庫内作業に遅延が発生。出荷予定の商品が欠品、遅延、配送見送りなどが生じた。これにより、キャンセルが約8万人、商品遅延約1万人、欠品約2万人の計約11万人のユーザーに影響が出た。今期業績への影響はキャンセルとなった注文分の利益損失など、売上ベースで約△15億円、利益ベース約△15-20億円規模となる見通し。一方、通期売上予想は国内宅配事業を中心に定期会員数、ARPU(月間購買単価)が伸長し、前回予想を上回る。
Data Base オイシックス・ラ・大地
Tags