慶應義塾大学医学部教授らの研究成果の早期実用化を目指して設立した慶應義塾大学発ベンチャー企業。 脂肪組織に由来する細胞を用いた再生医療等製品の実用化に向けた研究開発、製造、パートナーへの技術、ライセンス提供を行う。創業時より、ベンチャーキャピタルの慶應イノベーション・イニシアティブが投資、支援している。
同社の技術は、コストのかかる遺伝子導入をせずに、血小板を培養できる技術。外から遺伝子導入を行う必要がないため、簡易かつ、安全性が高いのが特徴で、血小板を献血に頼らず安価に安定的な供給が可能になるため、外科領域や歯科領域など、さまざまな活用方法が考えられている。慶應義塾大学医学部臨床研究推進センター松原由美子特任准教授と医学部の池田康夫名誉教授らが、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)との共同研究を通じて開発した。
History
- 2016年7月、株式会社AdipoSeeds設立
Patent
- 2016年8月5日(特許庁/特許):細胞表面におけるc-MPL受容体の発現が促進された間葉系細胞の製造方法
FI分類-C07K 14/47, FI分類-C12N 5/0775, FI分類-C12N 15/09 ZNA, FI分類-C12N 15/00 ZNAA
- 2014年06月27日(特許庁/特許):間葉系細胞を利用した巨核球、血小板及び/又はトロンボポエチンの製造方法
FI分類-C07K 14/47, FI分類-C12P 21/02, FI分類-C12N 5/0775, FI分類-C12N 5/078 ZNA, FI分類-C12P 21/02 A
Investors
慶應イノベーション・イニシアティブ、ケイエスピー、ドーガン、MSFキャピタルパートナーズ(H.U.グループホールディングスのCVC子会社)、中外製薬、日水製薬、東ソー、藤森工業、ほか役員
Funding
- 2022年3月、1億5,200万円調達
/MSFキャピタルパートナーズ(H.U.グループホールディングスのCVC子会社)、ほか役員 - 2020年10月、4億円調達
/中外製薬、慶應イノベーション・イニシアティブ、ケイエスピー、ドーガン - 2018年1月、1億円調達(推定)
/日水製薬(5,000万円)、東ソー(5,000万円※推定) - 2017年12月、5,000万円調達
/藤森工業