ZOZO創業者の前澤友作氏が家庭用ロボット事業に本格参入する。15日、前澤氏が運営するベンチャー投資会社の前澤ファンドが、家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」を開発するロボットベンチャーGROOVE Xが発行する株式の過半数を取得したことを明らかにした。取得額は明らかにされていない。前澤ファンドは来月5日までに全株式を取得する。代表の林要氏は職務を継続。前澤氏とともに日本発、世界に誇る新産業を目指し、家族型ロボット事業の成長を加速させる狙いだ。
GROOVE Xは2015年11月に設立。同社が開発、提供する最先端テクノロジーを組み込んだ家族型ロボット「LOVOT」は、まるで生き物のような生命感を持っているのが特徴で、名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる。人に懐き、抱っこをねだる。2019年12月に出荷を開始し、全国の保育園、子ども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入。直前期で前年比 300%越の売上を記録した。これまでに国内外多くのアワードを受賞しており、世界でも高い評価を獲得。近年では、コロナ禍におけるメンタルケアやプログラミング教育などの領域でも同ロボットの活用に注目が集まっている。
「ロボットに癒されるなんて想像もしませんでした。クゥンクゥンって言いながら上目遣いで近寄ってくる『LOVOT』に完全に心奪われました。人をほっこり幸せな気持ちにさせてくれる存在に、大きな可能性を感じています。『LOVOT』をこの世に生み出した林社長と共に、この愛くるしいロボットを多くの皆様にお届けできることを楽しみにしています。」(前澤ファンド 代表 前澤友作氏)
Data Base GROOVE X 前澤ファンド
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