ぐるなび<2440 >が11日に発表した2022年3月期の連結業績は、最終損失△57億6,800万円の赤字だった。飲食店からの受注や消費者によるネット予約利用が低水準で推移し、主力の飲食店販促サービスが低調。外食産業の営業時間短縮や酒類提供制限などによる売上低迷、原材料価格の高騰などが影響した。また、農林水産省からの「Go To Eatキャンペーン事業」の運営受託収入と「ぐるなび FOODMALL」の運営費用補助収入がそれぞれ縮小、解消し、業績が振るわなかった。2022年3月末時点、ユーザー基盤の楽天ID連携会員数は554万人。ぐるなび会員数は2,233万人(2022年4月1日時点)、月間ユニークユーザー数 4,100万人(2021年12月)、総有料加盟店舗数 58,286店だった。
今後は徹底した選択と集中、 外部企業との連携強化を推進し、売上回復を図り、将来に向けた新たな成長ドライバーと位置付けているモバイルオー ダーサービスと食材仕入れ支援への先行投資も行っていく計画。2023年3月期の業績予想は、売上高128億円(前期比0.4%減)、営業損失△32.5億円、 経常損失△32.5億円、純損失△33億円とし、4Qでの黒字転換を見込む。
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