13日、ベンチャーキャピタルのXTech Venturesは2020年12月に設立した同社2号ファンド「XTech2号」が当初予定していた100億円を上回る総額約130億円で組成を完了したことを明らかにした。1号ファンドに引き続き、国内主要な事業会社、金融機関といった既存投資家に加え、今回新たに国内、海外の機関投資家らが出資に参画した。
2号ファンドの主な投資対象は、1号ファンドに引き続き、シード・アーリーステージのスタートアップ。投資領域や分野は限定していないが、現時点の投資実績としては、おもにSaaSビジネスやHR Tech、ハードウェアとソフトウェアが融合したサブスク事業のHESaaS、Web3、メタバースなどに積極的に投資している。
初回投資は2,000万円から数億円。1号ファンドに比べ、1社あたりのフォローオン投資額を増やし、投資先をより厳選していく方針を掲げる。5月11日時点では既に23社に投資実行済で、最終的に40-50社への投資を計画している。
XTech Venturesは2018年1月設立。サイバーエージェント元COOの西條晋一氏とユナイテッド元取締役で新規事業開発やメルカリなどへのベンチャー投資の経験を持つ手嶋浩己氏が立ち上げたベンチャーキャピタル。2018年に立ち上げた総額52億円の1号ファンドは、現時点の投資総額約39億円、投資件数39社、初回平均投資額8,000万円。エグジット数は7社で、うち2社(スローガン、スペースマーケット)がIPOした。
Data Base XTech Ventures