クリエイターが文章やマンガ、写真、音声、動画などのコンテンツを自由に投稿・販売ができるメディアプラットフォーム「note」の開発、運営を主軸に、企業向け情報発信メディアSaaS「note pro」の提供などを展開している。
主力事業のnoteは、個人のクリエイターが任意の価格設定で自由にコンテンツ投稿、販売できるCtoCメディアプラットフォーム。無料会員は、 100円から10,000円の範囲内で販売価格が設定可能。月額500円のnoteプレミアム会員になると、販売上限価格を5万円に設定できる。コンテンツ販売は、コンテンツ単位、マガジン単位に加え、月額制による定期購読マガジンの販売、数量限定での販売など、さまざまな課金、販売の仕組みを提供している。
これまでに多くの芸能人、 経営者、アスリート、政治家、作家、インフルエンサーなどの著名人が利用しており、2021年11月期のクリエイター上位1,000人の平均売上高は663万円だった。人気コンテンツは、書籍化・映像化されるケ ースも多く、これまで累計186作品が書籍化された。
また、さまざまな業種の法人や教育機関・行政機関による利用も進んでおり、2022年8月時点の法人 アカウントは16,000件超、学校の利用数は183件、自治体105件、中央省庁/独立行政法人22件に上っている。2022年8月末時点、公開コンテンツ数27,821千件、MAU4,066万人、 累計会員登録者数5,501千人、累計ユニーククリエイター数1,030千人、ARPPU 2,650円。note公開記事のうち、有料コンテンツの比率 は20.4%
note proは、noteの基盤を活用し、企業がオリジナルな自社サイトとして情報発信できるメディアSaaS。月額50,000円のサブスクリプションモデルで、大手企業から出版社、ベンチャー 企業など、さまざまな企業が利用する。2019年3月にリリースし、2022年8月末時点の有料契約数は564社。
Founder
- 代表取締役CEO/加藤貞顕 (1973/06/11)
2000年4月、アスキー 入社
2005年9月、ダイヤモンド 入社
2011年12月、株式会社ピースオブケイク(現、note)設立
- 2022年11月期(11期)、売上高 23.1億円、営業利益 △7.3億円、経常利益 △7.3億円、純利益 △7.5億円
- 2021年11月期(10期)、売上高 18億8,414.9万円、経常利益 △4億3,347.4万円、純利益 △4億3,617.4万円
- 2020年11月期(9期)、売上高 15億2,317.4万円、経常利益 △2億7,038.8万円、純利益 △3億5,230.8万円
- 2019年11月期(8期)、売上高 7億9,112.1万円、経常利益 △2億9,888.6万円、純利益 △3億117.7万円
- 2018年11月期(7期)、売上高 5億2,553.4万円、経常利益 △7,728.5万円、純利益 △7,729.8万円
- 2017年11月期(6期)、売上高 2億1,086.3万円、経常利益 △1億3,536.1万円、純利益 △1億3,565.1万円
History
- 2022年12月、東証グロース市場へ株式上場。初値521円、公開価格を53.24%上回る
- 2022年11月、東証グロース市場へ株式上場承認。12/21上場予定
- 2020年6月、東京都渋谷区神宮前にイベントスペース「note place」開設
- 2020年4月、note株式会社に社名を変更
- 2019年8月、テレビ東京ホールディングスと資本業務提携
- 2019年7月、UUUMと資本業務提携
- 2019年3月、企業の情報発信メディアSaaS「note pro」開始
- 2018年7月、日本経済新聞社と資本業務提携
- 2018年4月、noteクリエイター支援プログラム開始
- 2017年12月、スマートフォンサイズの新書シリーズ「スマート新書」レーベル開始
- 2014年4月、CtoCメディアプラットフォーム 「note」開始
- 2012年9月、コンテンツ配信サイト「cakes」開始(2022年8月サービス終了)
- 2011年12月、株式会社ピースオブケイク設立
Investors
加藤貞顕(34.87%)、フェムトグロースキャピタル(11.15%)、日本経済新聞社(6.07%)、Image Frame Investment (HK) Limited(5.94%)、ジャフコSV4(5.82%)、CA Startups Internet Fund 1号(4.35%)、UUUM(2.51%)、テレビ東京ホールディングス(2.51%)、SMBCベンチャーキャピタル4号(2.02%)、フェムト・スタ ートアップ(1.96%)、原永 淳(1.84%)、マイナビ(1.82%)、電通デジタル(1.70%)、TBSイノベーション・パートナー ズ 1号(1.70%)、イード(1.70%)、吉島彰宏(1.23%)、深津貴之(1.23%)、NVCC8号(1.01%)、地方創生新潟1号(1.01%)、今 雄一(0.98%)、鹿島幸裕(0.92%)、飯野正之(0.61%)、坂本洋史(0.49%)、宇野 雄(0.46%)、日本政策金融公庫(0.44%)、THE GUILD(0.32%)、パーティー(0.30%)、BASE(0.30%)、文藝春秋(0.30%)、ほか
Funding
- 2022年9月6日、株式併合(2:1)
- 2022年4月21日、20億14万円調達(F種1,940,000株、@1,031円)
/Image Frame Investment (HK) Limited - 2021年7月8日、株式分割(1:200)
- 2020年11月27日、2億32万9,200円調達(E種972株、@206,100円)
/BASE、文藝春秋 - 2019年8月8日、4億5,214万8,000円調達(D種4,100株、@110,280円)
/テレビ東京ホールディングス - 2019年7月31日、4億5,214万8,000円調達(D種4,100株、@110,280円)
/UUUM - 2018年9月28日、2億3,502万4,825円調達(C種7,763株、@30,275円)
/SMBCベンチャーキャピタル 4号、マイナビ、rooftop 3号 - 2018年7月31日、4億2万3,575円調達(C種13,213株、@30,275円)
/日本経済新聞社、NVCC8号、地方創生新潟 1号 - 2017年1月30日、4,998.6万円調達(B種2,777株、@18,000円)
/イード - 2017年1月10日、4,998.6万円調達(B種2,777株、@18,000円)
/TBSイノベーション・パートナーズ 1号 - 2016年12月、資金調達
/電通デジタルファンド(電通デジタル・ホールディングス) - 2013年4月、3億円調達
/フェムトグロースキャピタル(フェムトパートナーズ)、ジャフコSV4 - 2012年7月、資金調達
/サイバーエージェント・ベンチャーズ - 2012年2月、320万円調達(Seed)
/フェムト・スタートアップ LLP(フェムトパートナーズ)
Patent
<商標>
2020年05月14日
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note media
09類, 35類, 38類, 42類
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2020年04月30日
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note
21類, 41類
|
2020年02月18日
|
note
21類, 41類
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2019年11月28日
|
note
14類, 24類, 35類, 38類, 42類
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2019年05月08日
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note pro
09類, 35類, 38類, 42類
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2017年07月25日
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note
38類, 42類
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2017年07月25日
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cakes
38類, 42類
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2017年07月25日
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スマート新書
09類, 38類, 41類, 42類
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