フリマアプリのメルカリが100%出資し、資本金 1億5,000万円で設立。「メルカリ」の流通取引総額拡大に伴い、新たな発送オペレーション構築が必要として設立した子会社。効率的な集荷物流網を独自に構築し、パー トナーとの提携により、トラック、倉庫などの自社アセットを持たない物流ビジネスを展開を目指す。
集荷物流網の構築においては、荷量が多い場所を科学的に特定するなど効率的なエリア展開を図るほか、現在、約1,000カ所に設置する無人投函ボックス「メルカリポスト」なども活用し、2024年末までに自社タッチポイントを全国8,000カ所へ拡大する。また、新たなマネタイズとして、集荷、仕分け拠点に集約する過程で生じるクリーニングやリペアなどさまざまな付加価値サービスの提供も考えている。
2022年10月、親会社メルカリが2023年1月1日付けで吸収合併する方針を決議。これまで取り組んできた梱包発送の簡便化は、メルカリが引き続き取り組んでいく。メルロジの直近の業績は、2022年6月期売上高4,200万円、営業損失△5億300万円、経常損失△5億200万円、純損失△5億300万円だった。
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