企業や学校、教育機関向けにAI技術を活用した人材評価システムの提供など行う。2016年2月に多面的な能力を公平に評価する適性検査システム「GROW」を開発し、2017年10月にAIを搭載した「GROW360」を企業の人事領域に展開、事業拡大を図った。
GROW360は、社員や採用候補者の気質・コンピテンシー・スキルを科学的に測定して能力を可視化するAI適正検査システム。被評価者自身の自己評価に加えて、他者による360度コンピテンシー評価も行い、AIアルゴリズムが評価データのバイアスを是正する。2021年10月末時点、ユーザー登録アカウント数は67万人、累計他者評価件数は5,550万件。
同様の人材評価システムを学校・教育機関向けに開発したのが「Ai GROW」で、2019年から提供を開始。ケンブリッジ大学や慶應義塾大学などとの共同研究をベー スに産官学連携でサービス開発に取り組み、国内の大手企業や学校法人、国際機関や海外の政府機関などでの導入実績を持つ。2021年10月末時点のユーザー登録アカウント数は7.3万人、累計他者評価件数は1,300万件。
2010年5月に資本金5,000万円で設立。2014年11月、スクール事業を行う100%子会社の株式会社igsZを設立。2015年1月、Z会がigsZの株式70%を取得。2018年3月、igsZの保有株式をすべて売却。2021年12月29日、東証マザーズへの株式上場。初値は2,002円で公開価格 1,720円を16.40%上回った。上場初日の終値は1,801円だった。公開株数は2,202,500株。株式上場による資金吸収額は37.8億円。直近の業績は2021年3月期売上高5億1,442.6万円、経常利益912.3万円。当期純利益369万円だった。
Investors
UTEC 3号ファンド 17.59%、福原正大(代表) 14.43%、TUSキャピタル 1号ファンド 13.18%、みやこ京大イノベーションファンド 9.89%、慶應イノベーション・イニシアティ ブ 1号ファンド 9.11%、岩永泰典 7.50%、ウィザス 6.69%、船野智輝 5.37%、KEIアドバンス 4.05%、河合塾 2.31%、谷家衛 1.73%、川上祐介 1.44%、三宅裕之 1.15%、安藤雅子 1.15%、黒川清 1.15%、西脇義高(取締役) 0.78%、三菱総合研究所 0.60%、成田忍(取締役) 0.58%、ほか
Funding
- 2021年11月10日、株式分割(1:500)
- 2020年3月31日、減資
/資本金 1億2,641.5万円→5,990.1万円(資本準備金 9億1,406万円→6億8,202.6万円) - 2019年3月31日、減資
/資本金 2億9,208.5万円→9,800万円(資本準備金 6億9,156万円→8億8,564.5万円) - 2018年12月28日、3億8,817万円調達(乙種681株、570,000円)
/KEIアドバンス、UTEC 3号ファンド、ほか 3社 - 2018年2月28日、減資
/資本金 2億5,987.5万円→9,800万円(資本準備金 4億9,747.5万円) - 2017年9月29日、1億2,375万円調達(A2種750株、165,000円)
/みやこ京大イノベーション - 2017年7月15日、1億2,375万円調達(A2種750株、165,000円)
/慶応イノベーション・イニシアティブ 1号 - 2016年9月、3.5億円調達
/東京大学エッジキャピタル(UTEC)、東京理科大学ベンチャーキャピタルファンド(TUSキャピタル1号ファンド)
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