Overview
大手海運会社の今治造船や日本郵船などと事業提携し、船舶用電池や⽇本の海域にある洋上⾵⼒発電所から海岸に⾃然エネルギーを輸送するための電気運搬船「Power Ark」の開発を行っている。初号船となる「Power ARK 100」は船舶⽤蓄電池を 100 個積載し、220MWh (⼀般家庭およそ 22,000 世帯1⽇分の電気)の蓄電能⼒を保持しており、短距離から⻑距離の電気輸送に対応。完全に電気のみで航⾏する仕様とバイオ燃料などを併⽤して航⾏する仕様を持つ。電 池のみで推進する場合で、300km 程度の沖まで航⾏し、陸地から遠い沖合や離島、電⼒網のない様々 な場所に電気を届けることが可能。バイオディーゼルなどを併⽤することでより遠距離化ができ、国境を超えた⼤陸間のクリーンエネルギー輸送も実現する。現在、2025年までの開発を目指している。
2022年に予約受注を開始したバッテリー型超急速EV充電器「Hypercharger」とバッテリー型超急速EV充電器「Mega Power」は、2022年末時点において累計予約受注容量が3.3GWh(330万kWh、約1,861億円相当)を突破。現在建設中の大型電池製造工場「Power Base」での製造ラインが立ち上がり次第、出荷を開始するほか、今年夏頃からは、 EVチャージステーションを都内中心に10ヶ所で順次サービスを始める。
代表はファッションECサイトのZOZO元COOの伊藤正裕氏。⽇本の⾃然エネルギー拡⼤促進を目指し、電気の蓄電と送電にイノベーションを起こすべく立ち上げた。社外取締役には電池ベンチャー⼤⼿ NorthvoltのCOO Paolo Cerruti⽒、元 Google 幹部Caesar Sengupta⽒、⽶ Goldman Sachs 元パートナー Mark Tercek⽒が就任している。
Founder
- 代表取締役社長CEO/伊藤正裕(1983)
大阪インターナショナル卒。2000年12月ヤッパ(現 ZOZOテクノロジーズ)を設立。2014年7月スタートトゥデイ(現ZOZO)にヤッパ株式売却。2019年9月ZOZO取締役COO就任。2021年3月パワーエックス設立、代表取締役社長CEOに就任
Financial Results
- 2022年12月期(2期)、営業 15億8,178.7万円、経常 20億436.7万円、純利益 △22億5,504.4万円、利益余剰金 △25億2,797.3万円、総資産 78億8,462.9万円
- 2021年12月期(1期)、純利益 △2億7,292.9万円、利益余剰金 △2億7,292.9万円、総資産 15億145.4万円
History
- 2022年3月、日本海事協会と協業に関わるMOU(基本合意書)締結
- 2022年1月、日本郵船と業務提携
- 2021年12月、船級機関「DNV」(ノルウェー)とLOI(意向表面書)締結
- 2021年3月、株式会社パワーエックス設立
Investors
Spiral Capital、日本瓦斯、今治造船、日本郵船、三井物産、三菱UFJ銀行、BEMAC、Japan Airlines & Translink Innovation Fund(JAL Innovation Fund)、Frontive Holding、東京センチュリー、みずほキャピタル、未来創造キャピタル(みずほリースCVC)、JA三井リース、損害保険ジャパン、正栄汽船、辰巳商会、四国電力、アンカー・シップ・パートナーズ グループ、森トラスト、石油資源開発(JAPEX)、安川電機、NEC and Translink Orchestrating Future Fund、センコーグループホールディングス、脱炭素化支援機構、東北電力、MY.Alpha Management HK Advisors、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、フードテクノエンジニアリング、ほか事業会社、個人投資家
Funding
- 2023年8月、27.1億円調達(Series B 2nd) ※累計資金調達額:152.6億円
/日本瓦斯、Frontive Holding、森トラスト、JAL Innovation Fund、石油資源開発(JAPEX)、安川電機、NEC and Translink Orchestrating Future Fund
- 2023年7月、19.2億円調達(Series B 1st) ※累計資金調達額:125.5億円
/Spiral Capital、日本瓦斯、センコーグループホールディングス、脱炭素化支援機構、東北電力、ほか、事業会社1社
- 2023年2月、7.5億円調達 ※累計資金調達額:106億円
/MY.Alpha Management HK Advisors、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、フードテクノエンジニアリング
- 2023年1月、27億円調達
/JA三井リース、損害保険ジャパン、正栄汽船、辰巳商会、四国電力、アンカー・シップ・パートナーズ グループ、ほか事業会社 - 2022年11月、15億円調達(融資)
/三菱 UFJ 銀行(融資) - 2022年5月、41.5億円調達(Series A)
/Spiral Capital(リード)、日本瓦斯(リード)、今治造船、日本郵船、三井物産、三菱UFJ銀行、BEMAC、Japan Airlines & Translink Innovation Fund(JAL Innovation Fund)、東京センチュリー、みずほキャピタル、未来創造キャピタル(みずほリースCVC)、ほか事業会社、個人投資家 - 2021年12月、10億円調達(資本提携)
/今治造船
Patent
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