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ソフトバンクグループ<ソフトバンクG、9984>は2日、米シェアオフィス大手WeWorkに対する最大30億ドルの株式公開買い付け(TOB)を、必要な条件の一部が充足されなかったことを理由に取りやめると発表した。
昨年10月の交渉時に、特定の条件が満たされない場合はTOBを取りやめる旨の取り決めがあったが、今月1 日の期限までに「競争法に関する必要な承認を取得」や「競争法に関する必要な承認を取得」、「中国の合弁会社株式を WeWork 株式に交換する取引が合意され、 完了している」など、複数の該当条件が充足されなかった。
今回のTOBは、主要株主から WeWork 株式を直接取得するものであるため、取りやめによるWeWork の運営や顧客への影響はないという。ソフトバンクGが2020年3月期決算で見込んでいた、TOBに伴う営業外損失は計上しない。