宇宙開発事業を行うPDエアロスペースは15日、双日、OKBキャピタルから総額1億円の資金調達を行ったことを明らかにした。今回の資金調達により、シリーズ A 累計総額は7.4 億円になった。ジェット-ロケット燃焼モードの切替ができる新型エンジンの開発や高度 100kmに到達する無人飛行実験機など、開発体制の強化を図る。
PDエアロスペースは2007年5月設立。宇宙開発関連事業を展開しており、高度100Kmに到達する航空機スタイルの有人宇宙機の開発を行う。2016年10月にエイチ・アイ・エス、 ANAホールディングスと民間主導による宇宙旅行や宇宙輸送などの事業化に向けた資本提携を締結。2018年には、ANA ホールディングス、エイチ・アイ・エスに加え、ハウステンボス、みずほキャピタル、オプティマ・ベンチ ャーズの計5社から総額5.2億円を調達した。2024年の有人宇宙機の運用を目指している。