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フリマアプリのメルカリが30日に発表した2020年6月期第3四半期連結決算は、最終損失が222億1,200万円となった。前年同期の損失額は73億4,100万円だった。事業成長を最優先とする同社方針のもと今期も投資を継続し、赤字幅は拡大した。
2018年11月に子会社化した自動車SNSサービスのマイケルとの協業が上手くいっておらず、マイケルののれん減損損失8億4,500万円を計上。現在、事業モデルの転換を検討している。また、メルペイと米国子会社のMercari, Inc.も減損処理を行なった。マイケルの減損を加えた関係会社株式評価損合計は369億3,500万円に上った。
第3四半期連結累計期間の「メルカリ」の日本国内流通総額は4,454億円。前年同期比で843億円増加した。2019年2月に開始したスマホ決済サービス「メルペイ」の利用者数は600万人超となった。米国「Mercari」の当第3四半期連結累計期間における米国内流通総額は430億円(為替レート108.35円換算)。前年同期比で137億円増加した。