ユーグレナが15日に発表した上期の営業損失は、3億6,000万円だった。前年同期は65億2,300万円の赤字だった。前期に実証プラントの建設費用63億7,084万1,000円を研究開発費として全額費用計上したため、今期損失が大幅に縮小した。
上期は売上高は、収益の柱であるヘルスケア事業が前年同期比12.1%減の60億8,192万2,000円へ落ち込んだ。広告宣伝投資の比重を、これまで注力してきた直販事業の新規顧客獲得施策から、素材認知拡大や企業ブランディングなどのマーケティング施策へシフトしたことが影響した。一方、ユーグレナ食品の素材プロモーション、企業/素材/商品ブランド間の連携強化しことで直販KPIが改善。下半期での巻き返しを狙う。