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北海道を拠点にAIの研究開発を行う調和技研は19日、クレスコ、フュージョン、ニッコー、北洋SDGs推進投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増を実施し、総額約3億円の資金調達を行ったと発表した。調達した資金で新事業の体制構築を行う。
調和技研は2009年11月4日設立。AI研究で実績を持つ北海道大学調和系工学研究室の教授らによって創業した北大発ベンチャー。AIの研究開発を軸に企業のAI導入支援、運用、コンサルティングサービスなどを行う。多くの大学AI研究室と連携体制を持ち、高度な専門性を有した研究開発能力が強み。経産省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」、札幌商工会議所「北の起業家表彰」奨励賞などを受賞するほか、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)などの研究補助事業に採択。2019年にはバングラデシュに開発拠点を設立した。
今後は、今回の資金調達で出資に応じた各事業会社との連携を強化。技術力や人材リソース、販売チャネルなどを融合し、早期IPOを目指して成長を加速させる考えだ。
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