AIを活用した不動産管理プラットフォームを開発するTHIRDは27日、双日商業開発をはじめ、東急不動産ホールディングスの「TFHD Open Innovation Program」、森トラスト、東京建物、阪急阪神不動産のベンチャーキャピタルファンド「HHP共創ファンド1号投資事業有限責任組合」から総額2.4億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達資金で人材採用を強化するか、不動産管理業務の効率化における新たなAIサービス開発へ投資する。
THIRDは2015年7月設立。AIを活用し、不動産管理業務の業務効率化を促進するクラウドサービス「管理ロイド」の開発など行う。2019年11月に製品版をリリース。新型コロナウイルスの影響による管理業務効率化、現場情報の遠隔確認ニーズなどが追い風となり、リリース後10カ月で大手不動産管理会社30社、全国2,800棟以上に導入された。デジタルガレージの不動産関連スタートアップを対象としたアクセラレータープログラム「Open Network Lab Resi-Tech」の第1期最優秀賞受賞チーム。