血糖モニタリングサービスのProvigateは27日、parx Group、ANRI、Coral Capitalの3社から総額9.1億円の資金調達を行ったことを明らかにした。
Provigateは2015年3月設立。東京大学病院と連携し、糖尿病の発症、重症化予防のアプリとセンサーの研究開発を行う。現在、IoT血糖モニタリングサービス「GlucoReview」の開発を進めている。
同社によると、血糖の管理指標の一つであるグリコアルブミン(GA)を週次測定することで糖尿病患者の行動変容を導き、GA値・体重・肝機能の改善に繋がるという。これまでGAは病院の大型臨床検査装置などでしか測定ができなかったが、小型化・低コスト化することでクリニックや薬局の検体測定室、在宅でも測定できるデバイス、使い捨てカートリッジ、アプリを開発。既にコンセプト実証、プロトタイプ検証が完了した。今回調達した資金で、GAセンサーの量産化開発や臨床研究、製造販売承認の準備を進める。