個人向け買い取りアプリの開発、運営を手掛けるガレージバンクは13日、W venturesとマネックスベンチャーズ、個人投資家の山崎令二郎氏から総額1億円の資金調達を行ったことを明らかにした。累計調達資金額は1.5億円。今回調達した資金は、運営体制の強化やアプリのUX向上に充てる。
ガレージバンクは2020年1月に設立。ファッションアイテムやデジタルガジェットなどの買い取りアプリ「CASHARi(カシャリ)」の開発、運営を行う。CASHARiは、ユーザーのアイテムの価値をアプリ上で確認し、オンライン上の簡単な手続きのみで買取る、個人向けのファイナンスサービス。ユーザーはアイテムを買い取ってもらった後も、利用料を払うことでそのまま使い続けることができるため、すぐにアイテムを発送する必要がない。買取代金は口座振込やセブン銀行ATMで受け取れる。2020年11月にオープンβ版を開始し、2021年8月のユーザー数は10,000人を突破した。
「私たちは、サーキュラー・エコノミーの実現と、信用情報に頼らない新たな個人向けファイナンスの創出という、2つの課題解決を目指していますが、このチャレンジは、コロナ禍によって変化したヒト・モノ・カネの関係を、今よりも滑らかにすることができると確信しています。」(ガレージバンク 代表 山本義仁氏)