東京証券取引所は19日、実店舗向けSaaS型マーケティングツール開発やコンサルティングサービスを展開するS-Cの東証マザーズへの新規上場を承認した。上場予定日は12月24日。
CS-Cは、2011年10月に資本金100万円で設立。ローカルビジネスを展開するグルメやビューティ業界の実店舗などに対して、デジタルマーケティングに関するコンサルティングサービス「C+」や、SaaS型マーケティングツール「C-mo」などの提供を行う。
売上の半数近くを占めるC+は、デジタルマーケティングのプラン策定から作業代行、効果検証までトータルでサポートするハンズオン型コンサルティングサービス。2014年4月にグルメ店舗向けにサービスを開始した。一方、C-moは、実店舗へのコンサルティング活動で蓄積したビッグデータとノウハウを活用して独自に開発した店舗向けのマーケティングツール。専門の人材がいなくても、新規集客、固定客化など最適なデジタルマーケティングを手軽に行うことができるのが特徴。2018年10月にグルメ店舗版をリリースし、2021年2月よりビューティー店舗版を開始した。
直近の業績は、2020年9月期売上高19億4,770.4万円、経常利益6,311.3万円、当期純利益1,826.6万円だった。