データセンター事業などを展開するブロードバンドタワーは21日、ベンチャー投資を行うモバイル・インターネットキャピタルの株式比率36.45%にあたる600株を3.1億円で取得し、持分法適用関連会社化する方針を固めた。サービス重点分野の一つとして掲げるSaaS事業へのスタートアップ投資を多数実行しているモバイル・インターネットキャピタルの持分取得することで、将来性の高いSaaS事業者へのアクセスを強化する狙いがある。株式は既存株主のインターネット総合研究所から取得する。
モバイル・インターネットキャピタルは、1999年創業のベンチャーキャピタル。モバイルやインターネット関連に特化したベンチャー投資を行っている。2019年8月に組成したMIC イノベーション5号ファンドは総額105.2億円を集めた。2021年12月時点の投資先のIPO数は23社。直近の業績は2021年3月期売上高6億5,300万円、営業利益2億3,100万円、純利益2億1,100万円だった。