22日、金融サービス事業者向けクラウド基幹システムの提供を行うFinatextホールディングス<4419>が東証マザーズに新規上場した。初値は990円。公開価格1,290円を△23.26%下回り、上場初日は840円で取引を終えた。公開株数は17,796,900株。株式上場による資金吸収額は229.5億円。市場から調達した資金は関連会社や設備への投資や事業の運転資金、借入金の返済などに充てる。
Finatextホールディングスは2013年12月に株式会社Finatextとして設立。金融サービス事業者向けにクラウドベースでSaaS型基幹システムの提供を行う。従来のものと比べ、導入、運用コストが低く、スピーディーかつ少人数で導入できるのが特徴。 APIにより容易に外部サービスとの連携も可能。加えて、Webサイトや モバイルアプリなどフロントエンドサービスの企画・開発や、企業内に蓄積されたデータの活用を支援するビッグデータ解析サービスなども提供する。
現在、連結子会社7社で構成して事業展開を図っており、直近の業績は2021年3月期売上高27億5,137.5万円、経常利益△7億5,761万円、当期純利益△10億1,256.1万円だった。