23日、企業のデジタル、AI化を行うエクサウィザーズ<4259>が東証マザーズに新規上場した。初値は1,030円で公開価格 1,150円を△10.43%下回った。公開株数は32,407,20株。株式上場による資金吸収額は372.6億円だった。市場から調達した資金は、人材採用や広告宣伝・販売などのマーケティング、ソフトウエア開発、借入金の返済などに充てる。
エクサウィザーズは2016年2月に資本金100円で株式会社エクサインテリジェンスとして設立。独自開発のAIアルゴリズムと、さまざまなAIサービスの開発、提供を行い、企業のデジタル、AI化を推進する事業を展開する。
現在、コンサルティングをはじめ、AIアルゴリズム開発、サービス設計、顧客業務プロセスへの実装までの一連のソリューション提供など、年間250件を超えるプロジェクトを手掛けており、これらを通じて得られるノウハウ をAIプラットフォーム「exaBase」としてデータベース化し、共有、利活用する仕組みが同社の強み。金融や製薬、製造、電力、通信、物流、不動産などさまざまな業界の大企業が顧客となっている。直近の業績は、2021年3月期売上高26億1,294.4万円、経常利益△4億5,134.5万円、純利益△5億9,268.8万円だった。