インターネットポータルサイト「YAHOO! JAPAN」の運営などを行うヤフーは1月31日、同社の新経営執行体制移行に伴い、新たに代表取締役社長CEOに現COOの小澤隆生氏が4月1日付けで就任する人事を発表した。現在、ヤフーの代表取締役社長を務める川邊健太郎氏は親会社Zホールディングス(ZHD)の代表も兼任しており、今後、ZHDグループの中核企業であるヤフーの成長を一層加速させるためには、新たなCEOのもとで業務執行を行う新体制への移行が最適と判断した。
小澤氏は、2013年10月にヤフーのコマース事業「Yahoo!ショッピング」のストア出店料、売上ロイヤルティなどを完全無料化するビジネスモデルを導入したほか、アスクルやZOZOの買収など、ヤフーの事業成長、多角化に貢献。ZHDにおけるeコマース取扱高を、2012年度の1兆6,023億円から、2020年度には2倍以上の3兆2,268億円までに成長させた実績を持つ。また、キャッシュレス決済サービス「PayPay」の立ち上げ、LINEとの経営統合の推進などもけん引した。
「新生ヤフーでは、『!(びっくり)』や『おもしろさ』にもこだわりたいと考えています。情報技術を通じて、人々や社会の課題を解決する良いサービスや、日本をもっと便利にする良いサービスの提供に加えて、「!」や「おもしろい」と思ってもらえるユーザー体験を提供し、さらなるヤフーの成長を実現してまいります。」(小澤隆生氏)
Data Base ヤフー Zホールディングス