核融合技術の研究開発を行う京都フュージョニアリングは2日、既存投資家のCoral Capitalはじめ、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、ジャフコ グループ、大和企業投資、DBJキャピタル、JGC MIRAI Innovation Fundの計6社からシリーズBとなる総額13.3億円の資金調達を行ったことを明らかにした。累計資金調達額は16.7億円。加えて京都銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などの金融機関との間で無担保融資契約締結も進めており、さらに総額7億円の資金を確保する。調達した資金はエンジニアなどの人材採用、研究開発に投下し、事業拡大を加速させる。
京都フュージョニアリングは2019年10月に設立。京都大学が持つ知見をベースにカーボンニュートラル社会に向けた先進技術の研究開発を行っている。中でも核融合炉の加熱装置や熱取出し装置、核融合プラントエンジニアリングにおける技術力が強み。今後は世界中の核融合研究機関や事業会社と協業を図り、核融合の実用化と商業化を加速、カーボンニュートラルの実現を目指す。
Data Base 京都フュージョニアリング