社員の健康データを一元管理する「Carely」の開発、運営を行うiCAREは7日、インキュベイトファンドをリードインベスターとして、グローバル・ブレイン、Salesforce Ventures、三井住友海上キャピタルと複数の金融機関からの融資を加えた総額19億円の資金調達を行ったことを明らかにした。今回の資金調達により累計調達額は43.8億円となった。調達した資金で人材採用と組織体制の強化を図り、同社が展開する健康データ管理システム「Carely」の認知拡大、健康ビッグデータを活用したプロダクト開発を加速させる考え。
iCAREは2011年6月に設立。社員の健康データを一元管理する「Carely(ケアリィ)」の開発、運営を行う。Carelyは、健康診断、ストレスチェック、産業医⾯談などと言った社員の健康データを⼀元管理するサービス。健康診断のデジタル予約やストレスの組織分析、ハイリスク者の予防措置など、健康不調者の発生を未然に防ぐのに役立ち、働きやすい環境作り、生産性向上につなげる狙いがある。2016年3月にサービスを開始。2022年1月時点の累計契約企業数は500社超。アカウント数はサービス開始から年平均成長率121%で伸長する。
Data Base iCARE